2012年8月22日水曜日

浴衣が着れたら着物は着れる!~出来ることからコツコツと~


えーと、まともに着れない私のような人間がこんなことを言っても反感を買うだけかもしれませんが(笑)
ちょっと着物について考えてみました。

浴衣を着ている人、年々増えてきたような気がします。
それに伴ってか、お祭りのときに浴衣に交じって着物姿の人もちらほら見るようになってきました。
嬉しいですね。
最近着始めた風の方ばかりでしたので、着物人口増えてきてるのかも?
ここでまだ「着物に興味があるけど・・・」と躊躇している貴女の背中をもうひと押ししたいと思います。

「着物って素敵だけど・・・・」

この後に続く言葉は恐らく

「・・・・でも、難しいから着れない(着ない)」

この「難しい」は二種類あると思います。
一つは「技術的な問題」
もう一つは「柄や格などの問題」
あとは金銭的なことでしょうか。
着物=高い。
しかし、値段に関して言えば近頃はお手頃になっていて「着物デビュー福袋」とかで調べれば「洗える着物一式」が一万円以下とかネットでは普通に売ってます。
着物単体に関して言えば、私は恐らく新品中古問わず3000円以上の着物は買ったことがありません。(最初に買った着物一式の着物単体価格はわかりませんが)

ここでは、技術的な問題から考えてみたいと思います。

「浴衣は着ることが出来るけれど、着物は着れない」

こういう方、多いと思うんですけど本当にそうでしょうか?
まず、浴衣は十分自分で着れるものです。
ネットで調べれば、いくらでも着方は乗っていますし、慣れればすぐに着れるようになります。
私も浴衣を着ていくと決めた日の朝に早めに起きてネットで調べて着ましたが、時間はかかったもののちゃんと着れました。

では、「着物」は?
着物と浴衣の違い。
おおざっぱに言えば

「中に長襦袢(下着)を着る(襟元から長襦袢の襟が見えるかどうか)」

浴衣と着物の一番大きな違いはこれだけです。
たまに夏に着る着物=浴衣と思ってる人がいますが違いますよー
私も違いがわかってませんでしたが(笑)

浴衣を着れる人であれば、十分着物も着れます。
長襦袢を買って、着物の下に着て伊達締めで締めるだけです。
浴衣と違い、丈の調整(おはしょり)がいらないのでもっと簡単です。
では、何故「難しい」のか?

着物は「お太鼓結び」でないといけない

この先入観のせいではないでしょうか?

※お太鼓結び=名古屋帯などの帯で結ばれる四角い帯結び・ランドセル、バッテリーパックと言われることもある(笑)お太鼓橋がその由来なので本来は上部は丸いが今はどちらでも良い。

実際は浴衣で結ぶような半幅帯という帯を着物に使っても大丈夫です。
浴衣でよく結ばれる文庫結びでもいいですし、もっと単純に蝶結びでもいいと思います。
蝶結びは、まんま蝶々結び(リボン結び)なので簡単に出来るのではないでしょうか。
私は半幅帯であれば、蝶結びのアレンジであるリボン返しをよくしています。
帯結びに自信がなければ、上から羽織を羽織ってごまかしちゃってもいいと思います。
(ただし、羽織は夏羽織などの例外を除きコートのような役割を果たすことが多いので寒い時期限定ですが)

どうでしょうか、ちょっと着物って自分で着れるような気がしてきませんか?
段階を踏んでちょっとずつステップアップしていけば、十分自分で着れるものだと思います。

1:浴衣を自分で着てみる。
2:長襦袢を中に着て、着物を着てみる。(帯は半幅帯、帯結びも文庫や蝶結び)
3:慣れてきたら、名古屋帯を買ってお太鼓に挑戦してみる。(自信がなければ羽織を羽織る)
4:慣れてきたら、衣紋を抜いてみる。(首筋が見えるように着る)

これは飽くまでも一例ですがこんな感じで目標を持って少しずつ理想を目指していく感じでいいんじゃないでしょうか。
最初っから4で完璧な着物姿でなければならない必要はないと思います。
少なくとも普段着の「ちょっとお出かけ」程度であれば、2で十分です。
1で終わってる人が多いかと思いますが、段階を踏んで少しずつステップアップしていくことで十分着物は自分で着ることが出来ます。

一つだけ気を付けるべきことがあります。
それは、左前にならないように右前で着る
襟元が「y」になっていたら大丈夫、右前です。
(鏡で見て確認する場合はもちろんyとは逆ですが)

もちろん、「最初っから完璧な着物姿になりたい!」という人は着付け教室に行ってきっちり教えてもらったほうがいいと思います。
独学では気づきにくい点など、しっかりと教えてもらえることから上達が早く綺麗に着れるようになるようです。
ただ、個人的に独学は「恥をかくこと、かいている」ことはあるでしょうが自分の脳味噌をフル回転させて「どうしたら綺麗に着られるんだろう?」と考え、試行錯誤するのも着物を着る楽しみだと思っています。

最後に勇気を与えるであろう無謀かつ恥ずかしすぎる私の着物ヒストリー


母からもらった羽織で近所をお出かけ 

京都旅行(これで京都行ったんだぜ・・・・?)

これが一番最近。夏着物です。

もっと酷いのとかありましたけど(一番酷いのがキモノジャックのとき・・・死にたいorz)
私の精神が持たなかったので何卒ご勘弁していただきたいです・・・(涙)
羽織のない三枚目の写真が一番酷いな・・・いや、どれも酷いですが。
三枚目の頃は「明治初期のゆるゆる着付け」が理想だったから・・・(と言い訳)
一枚目とか帯の位置どうなってるんだろう・・・・・・・。
あ、四枚目は体をねじっているので帯揚げ帯締めの結び目がななめ向いてます。

でも、後から見て恥ずかしくなろうがなんであろうが着て数熟さないと上手にならないと思います・・・・・。
あと一番大切なのは「自分が楽しんで着ること」
いろんなしがらみに雁字搦めになって着物を着ることがだんだん嫌になってしまったら、本末転倒ですから。
これが一番大切なことだと私は思います。

偉そうにだらだら書いてますが、着物に一歩踏み出すきっかけの一つになれば嬉しいです。

そろそろ、着付けの本とか買わないとな(まだ買ってない)

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