2011年1月16日日曜日

【竜山石ギャラリー】天然石の湯のみ【石ころRi】


クリスマスの夜に、ある夢を見ました。
それは、「カピたんと2人で天然石で出来た湯飲みを買いに行く」というような内容でした。
石で出来たコップの類の物が好きでこれまで夜光杯なんかも買ったことがありますが、石で出来た湯飲みなんて聞いたこともありません。
「石 湯のみ」「天然石 食器」などで一生懸命、ネットで調べましたが結局全く情報が掴めず諦めていました。
ところが、本当にたまたまネットで見つけたのが高砂市宝殿にあるこちらのギャラリー「石ころRi」さん。
さっそく、1/16にさっそく2人でいってきたのが「石ころRi」という竜山石のギャラリー
湯飲み以外にも、花器や照明、コーヒーカップなどなど、様々な作品が全て竜山石をくり抜いて作られています。
JR宝殿駅から遠いので宝殿駅前にあるレンタサイクルを使っていってきました。



自転車で十数分ほど行ったところにありました。
竜山石器ギャラリー石こりRi


さて、ギャラリーに着いたらまずは石のオブジェに触られてもらいます。
竜山石の魅力はとにかく手触り!
ぜひ、触って感じて欲しいと石ころRiギャラリーのまつしたさんはおっしゃいます。
触らせていただくと、なんだかとても気持ちいい手触り。
なめらかできめ細かくてサラサラとしています。
次にまつしたさんは、小さな円盤状の2つの石を持ってきてくださいました。
1つの円盤状の石は青龍石・もう1つの方は黄龍石
まつしたさんがご自分の両手のひらにそれぞれ石を乗せて「手をかざしてください」とおっしゃるのでいわれるがままにかざしてみると・・・・
最初はよくわからなかったけど、「なんだか暖かくないですか?」といわれて始めてなんだか冷たい石に手をかざしてるだけなのに学校に置いてたストーブに手をかざしているような暖かさを手のひらから感じることに気づいてびっくり!
いや、私、こういうのって信じてなかった・・・・というか本当に今まで体験したことがなかったから本当にびっくりしました!
気功をやっている人は物凄く感じるらしくてまつしたさんがなんにも言わなくても手をかざし始めるらしいです。
あとは、障害のあるお子さんなんかも敏感に感じて普段はガチガチに固まっている筋肉が石を握ると弛緩するんだとか。
私は黄龍石より青龍石の方が熱く感じたので私は青龍石向きらしい。
ちなみに直感・感覚タイプは黄龍石で理性タイプは青龍石向きなんだそう。
斎藤佑樹投手もやったそうで彼は投手に珍しく黄龍石だったそうです。
カピたんは、なんにも感じなかったそうですがまつしたさんにはわかったようで曰く「この人は黄龍石」とのこと。
「青龍石の方が好みだけど、んじゃあ黄龍石で・・・・」とカピたんは黄龍石の湯飲みをチェックし始めました。

さて、その竜山石とは
別名 宝殿石
防火性に優れ、風化しにくいことから古代より石棺などに用いられ高砂にあるにも関わらず奈良や京都へ運ばれ重用された石で身近な例では、姫路城や明石城の石垣にも使用されているそうです。
色は三種類あり、青・黄・赤
青龍石・黄龍石・赤龍石と呼ばれていて石棺は何故か黄龍石ばかり使われるらしいです。
石ころRiのまつしたさん曰く「少し黄龍石の方が柔らかいから当時の技術で加工しやすかったのでは?」とおっしゃっていたけれど、陰陽道では黄龍は四神相応の中心を司る五番目の最強の獣神
中国では古代から皇帝の権力の象徴とされていたことから恐らく日本でも天皇家の権力の象徴として黄龍石ばかりが用いられたのではないかと思いました。
その後、お店の方がお茶をいれてくださりギャラリーの奥にある応接間でお茶をいただきました。


テーブルももちろん竜山石で出来ています。
青龍石も黄龍石の間の部分を使った石ということでテーブルの真ん中あたりから色が変わっています。
出していただいたお茶が入っている湯飲みももちろん竜山石で出来たものです。


使っていくうちに革製品のように色が変わって風情が出てくるのも魅力的です。
上の写真の湯飲みと同じ黄龍石ですが、使い込むとこんな素敵な色合いになるようです。


お茶を飲みながら竜山石について色々なお話を聞きました。
お茶で暖まった竜山石の湯飲みは触り心地が本当に良くて飲み終わったあともサワサワしていたいほどです。
お茶をいただいたあとは、さっそく本格的に湯飲み探しです。
私は青龍石の大きい湯飲みが欲しかったんですが、現在は在庫がないとのことで小さい方を探すことに。
カピたんは小さな赤龍石を触らせてもらって初めてビビっと何か来たらしく赤龍石の湯飲みを聞いていましたが現在ではほとんど採れず貴重なものだそうで湯飲みの注文もお断りしているそうです。(・・・・がそれにも関わらず注文がくるので現在、三年待ちなんだとか・・・・赤龍石人気、恐るべし)
結局、カピたんは黄龍石の大きな湯飲みを買いました。
ここの商品は口にあたる部分に特殊加工で着けた漆を塗っていることが多いんですが、私もカピたんも漆の塗っていない素朴な「石!」という感じの湯飲みをチョイス
まつしたさんは笑いながら「マニアックやね」とおっしゃってました(笑)
この写真が買った私の湯飲みです。

実はギャラリーでみたときに底が少し安定していないことが気になってその旨伝えるとまつしたさんは「これは私のミスだから底を調整したあと送料こちら負担でご自宅まで送らせてもらいます。すみませんでした」とおっしゃっていただき送っていただけることに。
そして六日後、ついに底がちゃんと安定した湯飲みが届きました!
さっそくジャスミン茶を飲んでみると中にガラス状のコーティングがされているにも関わらず、少し石の匂いがしました。
湯飲みが入っていた紙に書いてあるには「頑固なので使い始めは石の匂いがしますが、優しく使っていくうちに匂いは取れて参ります」とのことです。
実際、何杯か飲んでいく匂いはとれて気にならなくなりました。
この触り心地の良さはうちの母親も「気持ちいい〜」といってサワサワしています(笑)

ちなみに、この石の湯飲みは私の買った小さい方で3,800円でした。
にぎり石というお守り(最初に出てきた円盤状の石 800円)も買っちゃいました。


ニギニギしています。
使っているうちに革製品のように色が変わってくるようなのでその変化も楽しみです。
ちなみに、石製品とはいえ落とすと割れるそうなので気をつけて使わないと・・・・
なお、割っても破片を持っていけば1000円ほどでちゃんと漆でつないで直してくれるみたいです。
もし、割っても破片を大切にしておかないとですね。
私のように石好きな方、ぜひ宝殿のギャラリーへいってみてはいかがでしょうか?
素敵な石に囲まれて美味しいお茶とまつしたさんの楽しい話で盛り上がるほっこり空間です。


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